Upworkやってみました!私はUpworkを使い始めた2017年以降、フリーランスとしてのキャリアをスタートしました。Upworkだけで十分食べていけるようになり、キャリアと経験を積みながら、自由にどこからでも仕事ができる環境を手に入れました。
フリーランスとしてUpworkを活用することはデメリットよりもメリットのほうが多いように感じます。
Upworkの使い方に加えて、これまでの体験と成功の秘訣を本記事にまとめてみました。Upworkで自分のプラットフォームを確立しましょう!
Upworkとは?
Upworkは、フリーランス案件とフリーランサーをつなげるマッチングプラットフォームです。仕事を依頼する企業や個人と、その仕事を実行するためにスキルやサービスを提供するフリーランサーがつながる画期的なプラットフォームです。
Upworkでは、フリーランスが自分のスキルを売り出し、実績を積める最適な場でもあります。プロフェッショナルなサービスをアピールし、オンライン上で仕事の受託~提出、報酬の受け取りまでが完結します。
サービスの範囲は非常に広く、プログラミング、デザイン、ライティング、マーケティング、カスタマーサポートなど、さまざまな分野にわたります。
Upworkの使い方:簡単な流れ
Upworkを使う上での一般的な流れは、以下の通りです。
- クライアントが仕事案件(プロジェクトの詳細)を投稿する
- それに対してフリーランサーが提案する
- クライアントは提案を見て、適切なフリーランサーを選択し、プロジェクトを進める
- 作業が進行する間、Upworkはコミュニケーション、支払い処理、作業の監視などをサポートする
- フリーランサーがプロジェクトを納品する
- クライアントが納品物をチェックして承認する
- プロジェクト完了。レビューを書いて終了
一方で、企業クライアント側が招待状を送る場合もあります。その際の流れはこちらです。
- クライアントが気になるフリーランスをプロジェクトに招待する
- フリーランサーが受け取り、興味があれば提案を送る →価格、稼働時間、作業スタイル(オンライン・オンサイト)など
- クライアントは提案を見て、提案を受け入れる
- フリーランサーがプロジェクトを開始する
- 作業が進行する間、Upworkはコミュニケーション、支払い処理、作業の監視などをサポートする
- フリーランサーがプロジェクトを納品する
- クライアントが納品物をチェックして承認する
- プロジェクト完了。レビューを書いて終了
Upworkを利用した個人的な経験
Upworkを使い始めたきっかけは、バイト経験のあった日英翻訳の仕事がどれだけあるのかを確認するためでした。何かしら案件をゲットできれば、塾講師と平行して在宅ワークができると考えていました。
思っていた以上に英語と日本語を扱う案件が多くて驚きました!当時は2017年でしたので日本人ユーザーが少なく、案件を獲得しやすい印象でした。私は英語と日本語を使った翻訳や通訳、ライティングがメインでしたが、デザインやボイスオーバー、ナレーションといった案件も多いと感じました。
ちなみにこの6年間で(2017年から2023年まで)契約を結んだクライアント数(単発~長期含む)は合計で37社でした。
・そのうち2~3か月の契約に至ったのが3社(全体の約9%)
・2年間のフルタイム契約が1社
・今も継続してお仕事しているのが3社(全体の約9%)
これまで携わったプロジェクト・案件の一部
・米国アパレルウェブサイトの和訳
・セミナー動画の英語字幕の作成(音声をテキストに)
・大手PC機器メーカーのランディングページ(商品説明)、DM、キャンペーン案内などの和訳
・米テック大手委託の英語のデータ管理とローカライズ
・エンタメ関連のマーケティングコピー
・フランスのPC機器メーカーの英語通訳サポート
・ドイツのスタートアップと展示会に同行・英語で商談通訳
・米国企業のIR通訳
・スマホゲームアプリに使用する日本語のナレーション
・オーストラリア企業のライティング(日本語)
Upworkを利用するメリットとデメリット
Upworkを利用してみて感じたメリットは、単発の小さな案件からスタートできる点です。単発案件とは、1回限りで終わる案件。たとえば、「この単語を使ってコピーを3つ日本語で書いて」であったり、「この3文をチェックして美しい日本語に書き替えてほしい」といった案件です。単価は安いかもしれませんが、少しの時間で納品できますし、高レビューがゲットできれば次にもつながります。
また、短期~長期の案件に関しても、成果を出し続けることで再契約につながったり、報酬アップの交渉をしやすくなります。フリーランスとして仕事を受託するので、対等な関係で仕事をすることが可能です。相手に直接思っていることや要望を言いやすい環境だと思っています。
デメリットでいうと、6年間の間で2回程トラブルがありました。案件を納品したのにチェックされず、支払いをされなかったことがありました。Upworkのヘルプに問い合わせをすると、Upworkが代わりに支払いをしてくれました。Upwork Payment Protection(支払い保証)と言われるものがあるので、クライアントとのメッセージのやりとりをスクショしたり、トラッカーの記録があれば働いたことを証明できるので無事に支払いをゲットすることができました。手間はかかりますが、サポートサービスが充実しているので安心です。
もう1回はクライアントの会社自体が怪しいといった件でした。仕事に取り掛かるときに「調査中のクライアントです」と通知がきました。よくよく考えると何度か通報されていたのかもしれません。取引が一旦停止したので、そのまま放置して別の案件を探しました。怪しい会社や個人はUpworkがすでに把握している場合もあるとここで分かったので、安心しました。
Upwork使い方①勝てるUpworkプロフィールを作る
Upworkプロフィールはきっちりした英語で完璧に書く必要はありません。簡単に分かりやすく書いて、自分をほかと差別化することが重要です。
プロフィールページはこのように表示されます。画像アイコン、名前、ロケーション、左にプロフィールの種類、下に大体の報酬、仕事数、仕事した時間などが表示されます。
View Profileの欄
左で分かるように、[Live interpretation] と [All work」がありますが、こちらには好きな数だけプロフィールを追加できるようになっています。私の場合は「オンライン通訳」に特化したプロフィールがほしかったので Live interpretationのプロフィールを作っています。
職種別にプロフィールがほしい人には便利なのでご活用ください。プロフィール編集画面から「+」をクリックして追加していきましょう。
タイトル
各プロフィールにはタイトル(肩書き?)が付けられます。このタイトルでほかと差別化を図るのがおすすめです。私の通訳プロフィールでは「西洋と日本文化に馴染みのある通訳者」というように書いています。
詳細
下の詳細が書けるボックスには、自由に好きなことを書けます。私はこれまでの職務経験を書いてます。実際にどんな通訳ができるのかパッと見て分かるように書きました。その下にレート価格について書いています。基本的な情報を書いてから自分の強み、アピールできる点を書くとさらによいでしょう。
プロフィール画像
顔写真にする必要はないようですが、できるなら正面を向いている顔写真にすることをおすすめします。笑顔で安心感を与える写真のほうが好感が持てるからです。(実際にフリーランサーたちのプロフィールを閲覧しても、笑顔の顔写真を使っている人のほうが活躍している印象です。)
Upwork使い方②Upworkでプロジェクトを見つけて応募する
さぁ、プロフィールが完成したら、Upworkからプロジェクトを検索しましょう!「Find Work」に進み、検索ボックスで好きなキーワードで仕事を検索します。一目でレビュー星、これまでフリーランサーに支払った額、ロケーション(国)が確認できます。
一番下:Connects to apply=応募するときに必要なConnectsの数、Proposal=提案書を受け入れている数を表します。
カテゴリー、レベル、時給・固定、金額、ロケーションなどを入力して絞り込み検索も可能です。(6年前と比べてかなり進化してる!!)♡マークをおすとお気に入り保存できるので後ですばやく確認したいときにおすすめです。
Upwork使い方③効果的なUpwork提案書を書く
好きなプロジェクトが見つかったら、提案書を書いて送信しましょう!
仕事内容を確認し、「Apply Now」をクリックします。
「Submit a Proposal」のページにいくので、希望価格など必要事項を入力します。
最後に「Cover Letter」を書く欄があるのですが、さっくり言えば自己アピール文を書くようなイメージです。
私ならいつまでにどのようにプロジェクトを仕上げて、納品することができますとアピールしましょう。
実績も加えて、どこどこで何年間こんなことをしてきました。〇件のプロジェク トを納品してきました。など、アピールできる情報は書くようにしましょう。
実績が浅くて何を書こうか迷うなら、業務に対する責任感を示すのがおすすめ。「返信はすぐに返します」「一度請け負ったお仕事は責任を持って最後まで仕上げて納品します」「タイムマネジメントができます」といったことでも熱意が伝わりますし、好感を持たれます。
その下「Attachments」には文書添付ができるようになっているので、実績のまとめページやポートフォリオがあれば添付してもOK!ただし、履歴書を添付しないでくださいと書かれています。履歴書の情報はプロフィールで見てもらえるので提出する必要がありません。
Upwork使い方④サービスの価格設定
Upworkでは「Hourly(時給)」と「Fixed Price(固定)」の2種類があります。仕事を探すときに、左メニューで絞り込み検索ができます。
Hourly(時給)の場合:
Fixed Price(固定)の場合:
Proposalを送るときには、希望価格を設定することができます。表示額よりも高く価格設定がしたいなら、カバーレターに「私ならこの価格で上質なサービスを提供できます。」とアピールするとよいでしょう。
私も実際に表示されているより高めの価格を提示したことがあります。合意してそのまま案件獲得につながったケースもあります。海外ではフリーランスとクライアントは対等で話したり価格交渉をするのは当たり前なので、自信があれば積極的に価格交渉してみるのがいいと思います。
Upwork使い方⑤クライアントとビデオコールをする場合
職種によりますが、ビデオコールを希望され、直接ビデオで仕事の内容について話すこともありました。特に短期~長期の仕事なら、長く付き合っていく関係なのでビデオコールを勧められることがあります。
始めは英語での面接!緊張!という感じでしたが、インタビューのような感じではなく、対話という感じだったので、思ったよりもリラックスして話せるときのほうが多かったです。なので面接というよりは、「対話」のような感覚を持つことが大事です。随時質問したり、反応を入れながら話を聞くことが大事だと思っています。
そして笑顔があるかどうかも見られるので、できるだけフレンドリーに話すことをおすすめします。相手側が安心感と自信を求めている場合があるからです。この人に頼んでも良いのだろうか。この人は信頼できる人なのか。という風にあなたのことを探っている可能性が高いです。
面接がうまくいけば、そのまま聞かれるかもしれない「希望給与」! そのまま使える英文付きのノウハウ記事、給与アップ交渉術を作成しましたので、良ければご覧ください。ご購入いただいた方には特典もご用意しています。
結論フリーランスのプラットフォームとしてのUpwork
さぁ、無料でUpworkのアカウント登録をしてみましょう。
始めはConnectsが少なく応募数が限られていますが、レビューが増えてくると仕事に招待されるようになったり、仕事の機会が増えていきます。フリーランスとして仕事の幅を広げていくには最適なプラットフォームだと思います。
自己アピールと競合との差別化、英語でのコミュニケーションができれば、クライアントと良い関係性で仕事を進めていけます。しかもUpworkならドル報酬なので、今なら日本円よりも多く稼ぐことができます!Upworkの使い方をマスターして、英語案件に挑戦してみましょう!
Upworkは当時とくらべてかなりアップデートされているので、以下の記事からその詳細をご覧ください。新しく学習コースも追加され、Upworkの始め方についてもう少し調べたいといった方はぜひそちらの内容もご確認ください。1週間無料でオンラインスキルを身につける方法もあります。